フィリピン株マーケット情報2021年9月2日（木）

フィリピン株式ニュースハイライト

ロックダウンで8月の製造業指数収縮. DoEエネルギー省太陽光, 風力発電ベンチャーの外人保有制限修正の可能性に言及. 企業動向: TEL ネットワーク容量改善; GLO ECPay 小売りに照準.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

反落, PSEi @6,785: 9月初日から乱高下, 利食い売りに押され, 69ポイント安 6,785 (-1%). セクター別 mining/oil (+0.76%), financials (+0.69%), property (-1.69%), holdings (-1.4%). インデックス銘柄: SM (-P24 at P985); JGS (-P2.70 at P62.20); URC (-P6.80 at P144); BDO (+P3.10 at P113); FGEN (+P3.85 at P32.15); AEV (+P0.70 at P43.75). 上昇率上位: BCOR (+18% at P6.49); MM (+8% at P3.94); SCC (+6% at P17.96); ALLHC (+6% at P5.03); & BSC (+5% at P0.59). 売買代金76.1億ペソ (-45%), 騰落 101-97. 外人は3千万ペソとはいえ前日3.07億ペソの買い越しから売り越し.

タイトゾーン: 日中上昇も売り圧力が見通せず動きが鈍い模様. 新規上場等に備え現金比率を高める動きも. 材料薄の中, IATFのコロナ対策規制のニュースに左右されるか. サポート6,700, 抵抗線 6,800-6,850.

フィリピン国内各企業動向

TEL ネットワーク容量改善: TELは2021年末にネットワーク容量が昨年30Tbpsから3倍の92 Terabits per second (Tbps)になると予想. TELのPLDT Home セグメントはデータ需要で今年は100万人の新規利用者を見込む.

ECPay 小売業者に照準: GLOのマルチペイメントプラットフォーム会社, Electronic Commerce Payments (ECPay)は現在22,000の小売業者を2021年末には70,000に増やす. GLOは2019年にECPayの77％を15.4億ペソで買収.

DNL 債券50億ペソ発行準備: DNL役員会はペソ建て債券30億ペソの発行を承認.需要があれば20億ペソまで増額する. 2024年満期Series A のクーポンは2.7885%, 2026年満期Series B は 3.5962%.

SEC 新規上場承認: SEC IPO2社の申請承認. Allied Care Experts (ACE) Medical Center-Cagayan de Oro と製糖会社, Central Azucarera de San Antonio (CASA).

フィリピン経済指標

ロックダウンで8月の製造業指数収縮: IHS Markit’s Purchasing Managers’ Index (PMI) は8月46.4へと下落, 7月は50.4, ロックダウン強化と港湾混雑が物品の流れを抑えたのが原因. 同指数の50以下は縮小を意味する. 当面企業は数か月間はロックダウン措置緩和のためにワクチン接種増加に望みをつなぐしかない.

DoEエネルギー省太陽光, 風力発電ベンチャーの外人保有制限修正: DoEのFuentebella次官は太陽光, 風力発電ベンチャーの外人保有制限, 現行60-40緩和の法整備が必要になると述べた. エネルギー省はDaklan, Putting Lupa, Mt. Labor計74MWのための3回目のopen & competitive selection process (CSP)オープン競争選定プロセスを開催した.

‘超大型企業’ の投資見込み: DTI貿易産業省はクラウド, ネットワーク, インターネット関連の米国、中国系大手テック企業の8億ドル投資を見込んでいる. クラウド技術への安価なアクセス, 顧客能力向上に繋がる技術・知的財産の供給を望める.

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