ウィークリーダイジェスト2021年9月24日(金)

今週のフィリピン株式市場概況

弱含みで始まった相場に押し目買いが入り週半ばには強気トレンド継続となり PSEi 38ポイント高 6,951 (+0.56% 週ベース). セクター別 services (+5.08%), industrials (+0.86%), financials (-1.09%), holdings (-0.93%). 売買代金減 平均72.4億ペソ(-45.38% w-o-w) 外人売り越し転換 平均1.7億ペソ(vs. 前週5.2億ペソ買い越し). 騰落88‐104.

今週の視点

クレジットチェック. 米国Fedの政策決定に相場は影響されず, BSP中央銀行は予測通り金融緩和継続でトレンド変わらず. 結局, インフレ懸念は払しょくされ, 相場はロックダウンといった外部要因のみが残った. しかしながら, 選挙関連消費による余剰購買により, 中期的にはCPI消費者物価動向には注意が必要; 米国Fedが資産購入終了を明言せず, 2022年のタカ派スタンスを否定していない現状では, インフレ懸念から金利敏感資産のリスクを考慮する必要がある.

支点. ここまでのところ, ガラスの天井7,000を突破するには, これまで通常言われていたシナリオ, 中銀の金融緩和継続などを超えた強い材料が必要. 9か月の企業利益は織り込まれ2022年の企業業績全体を押し上げるためには時価総額の大きな大中型株に頼らざる負えない. 現在のバリュエーションで, PSEi 採用銘柄で銀行/不動産のベース効果による押し上げを含めて9か月でEPS166%増が必要であると試算している.

以前言及したが, 過去2, 3週間でモメンタムが変調を来し, 相場全体への資金流入額を考えると大中型株には買われ過ぎ感が否めない. 日中に7,000攻防があった第3四半期業績発表時や2020年業績予想投機相場を想起させる. サポート 6,800, 抵抗線 7,000-7,100.

今週の主な経済イベント

 

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