ウィークリーダイジェスト2021年10月15日(金)

今週のフィリピン株式市場概況

マニラ首都圏の検疫規制が大幅緩和で今週はブルがベアを支配. PSEi 7,000を抜けて, 306ポイント高 7,213 (+4.44% 週間). セクターでは services (-0.81%)のみ下落し, mining & oil (+10.3%), property (+8.76%), financials (+7.27%)の上昇が目立つ. 残念ながら,売買代金は減少, 108.5億ペソ(-9.81% 週間). 外人売り越し額は減少1.1億ペソ(-59.02%)し, 地合いの強さを確認. 平均騰落 107 - 85.

今週の視点

第4四半期テンポ.    新年2022年が近づき, 第4四半期決算に備え, 7,500~8,000台を目指してポートフォリオの戦略見直しを考える. 第一にバリュエーション, 特に中期収益は既にコロナ前の水準の下限に達している(予想PERで 18-19倍). 第二に, 休暇シーズンをひかえて, 未だに新規感染者が1日1万人前後であり, 2021年第1四半期を彷彿させるロックダウンへの逆戻りの可能性を払拭できないこと. つまり, 強気一辺倒でなく下落リスクもある程度は考慮しておくべき時.

テクニカル + 収益残響.  以前から指摘している通り, ここ2, 3週間のテクニカルな動きは ‘方向感なし’ から ‘強気’への潮目の変化が必要だった. 11月初旬からピーク始まる企業業績によるファンダメンタルズに基づいて, 日々の株価動向を注視するのが重要. 我々は9ヵ月収益(+55%)を見込んでいて, 20年第4四半期/21年第1四半期の数字が見えてくれば, 2021年度全体の企業業績を再評価する.

晴雨が深く関係するような買いの宴と厳しい局面 ; 2022年の企業業績回復と選挙関連消費を見込み, バリュエーションが高い状態が続くなかPSEi が初めての7,000台の値固めに成功できるかどうか神経質な動きが続く. 2022年に向けてのプラスアルファのために出遅れ銘柄に乗るのが賢明. ポートフォリオ利益の最適化が重要. サポート7,000, 抵抗線 7,300-7,400.

今週の主な経済イベント

 

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