ウィークリーダイジェスト2021年10月22日(金)

今週のフィリピン株式市場概況

今年最終四半期に向け楽観論台頭で強気相場継続. PSEiは抵抗線52週高値(7,400)を試す76ポイント高の 7,289 (+1.06% 週間). セクターはまちまち,holdings (+3.48%), property (+0.73%)が牽引するものの mining/oil (-2.05%), services (-1.49%)は下げ要因. 平均売買代金減少89.4億ペソ(-17.64% 週間)したものの外人買い越し2.1億ペソ(前週平均売り越し1.1億ペソ). 騰落93-99.

今週の視点

2021年考察. Banking hegemon BPIの本年度最終決算発表の口火を切り, 年間EPS成長率+3.7%(予想と変わらず)を発表. これから決算発表シーズンとなるが, カバーしている銘柄の決算発表は予想とさほど差異がない模様; 昨年の数字が低いために見られたEPS上昇(2021年第3四半期+51%)は前年比ベースでは見られるが, 前四半期比ベースでは見られないと思われる. 各セクターの代表銘柄BDO, MER, WLCON(PSEiバスケットで10%を占める)が来週決算を発表する.

2022年追跡. 来季収益予想では, PSEi のP/Eは16倍; 少なくとも景気循環セクターを見る限り第3四半期確定ベースの収益はマクロ経済的には安定していて, 良好に見える. 選挙関連消費が本格化し, 主要指標の明らかな回復(例えば‘無視産業’だった旅行, レジャー産業)の予想が出てくれば, 中期的に相場が2022年回復を織り込むのにプレミアムを付ける局面が考えられる.
幅広いラリーが見られる中, 銘柄間で爬行色が見られし, 投資家のバイアスに左右されてファンダメンタルズからかけ離れることもありそうである. プラスアルファや短期的テクニカル調整に備えて, 出遅れ銘柄投資も一考. サポート 7,100-7,150, 抵抗線 7,400.

今週の主な経済イベント

 

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