フィリピン株マーケット情報2021年10月4日(月)

フィリピン株式ニュースハイライト

下院2022年予算承認, 9月製造業指数改善. 企業動向: 水資源公社の水利権契約発効11月18日に変更.; MWCコンソーシアム Pangasinanの水供給契約獲得; FB インドネシアの肉加工ビジネス閉鎖.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

引け際下落 PSEi 6,923: 不安定なまま6,932-6,985で一進一退が続いたが, 引け際に売られ, PSEi 29ポイント安 6,923 (-0.42%). 第4四半期と選挙キャンペーンへ向け消費関連銘柄に集中. セクター別では mining/oil (+1.25%), services (+0.7%), financials (+0.57%)が上昇, property (-1.14%), holdings (-0.99%) が下落. インデックス銘柄: SM (-P15 at P975); JGS (-P2.30 at P62.70); ALI (-P0.85 at P32.65); ICT (+P4.50 at P199.50); BDO (+P1.70 at P112.30); ACEN (+P0.34 at P11.62). MREITが商いを集め, 終値IPO値段16.70ペソ4%. AREIT (-0.13% at P39.65)は下落, REIT関連株上昇: DDMPR (+0.6% at P1.81); FILRT (+1.4% at P7.32). 中国のエネルギー危機による石炭需要から: HOUSE (+9% at P10); SCC (+6% at P22.30)が上昇; HOME (+4% at P9.46). 売買代金63.7億(-34%), 騰落 103-86. 外人売り越し28.4億ペソ.

乱高下: 7,000を再度試すが, 上昇すれば利益確定売りが出やすい模様. 下院の2022年予算承認, 9月の製造業指数改善に加え, 年末に向けたロックダウン規制緩和見通しから楽観論が台頭. 電気料金, 運賃, 主食品価格上昇による消費者物価上昇には留意. 中国の長期休暇期間中なので売買代金は現状維持か. サポート 6,870, 抵抗線 7,000.

フィリピン国内各企業動向

水資源公社の水利権契約発効11月18日に変更: MWSSのMWCとMayniladとの水利権契約(CA)の発効日は9月30日ではなく2021年11月18日に変更. これはレート設定に関する政府干渉による共有施設契約の見直しを含む.

MWC コンソーシアム Pangasinanの水供給契約獲得: MWC Manila Water Phil. Ventures (MPVI)の完全子会社MWCはPangasinanを落札. 同コンソーシアムは25年総投資額80億ペソの水利権契約にサインする.

FB インドネシアの肉加工ビジネス閉鎖: FBはインドネシアPT San Miguel Foods Indonesia (PT SMFI)の肉加工ビジネスを合理化し, フィリピンでの事業拡大に集中する. PT SMFI は PFとPT Hero Intiputraの75%-25%JV. PT SMFI は2021年10月31日から操業停止となる.

フィリピン経済指標

下院2022年予算承認, 上院へ: 下院は2022年予算案5.024兆ペソ(前年比+12%)を承認し, 来年の選挙候補者選定準備のために1か月の休会に入る. 1.18ペソはインフラに割り当てられる(前年比+15%). パンデミック対策予算の未消化分があるため, 上院ではハードルが高くなる模様.

9月製造業指数改善: IHS MarkitのPhil. Manufacturing Purchasing Managers’ Index (PMI)は9月50.9に改善, 8月は 46.4, 検疫隔離措置緩和が効いた. 50以上は製造業の状況が改善していることを意味し, 東南アジア域内Singapore (53.4), Indonesia (52.2)に次ぐ3番目の高い数字. IHSは製造業が長期休暇シーズンに向け在庫を積み増していることを注視.

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