ウィークリーダイジェスト2021年8月27日(金)

今週のフィリピン株式市場概況

先週に引き続き地合いは強く, BSP中央銀行の金融政策に変更がなかったことに加えIMFによるフィリピンへの28億ドルSDR供与が好感された. PSEi 153ポイント大幅上昇6,786(+2.31% w-o-w). セクター別services (+7.43%),holdings (+2.29%), industrial (+2.06%), property (-0.83%), mining & oil (-0.26%). 平均売買代金小幅改善66.4億ペソ, 平均外人買い越し額4.1億ペソ(前週3.5億ペソ売り越し). 騰落93-96

今週の視点

森から抜け出てはいない. 1日新規感染者が新記録を更新し18,000人となり, 9月からのロックダウン規制強化懸念が台頭. 各バランガイの規制は続き経済回復に中期的に規制地域拡大リスクがあるものの, マニラ首都圏といった大規模地域が再度ECQには戻ることはない模様. マニラ首都圏以外でワクチン接種が拡大し今年第4四半期にECQに逆戻りするのかの議論に注目.

試練. 短期的に新規感染者数に左右せれる相場だが, 徐々に売買代金が膨らんでいる(14日移動平均)のが興味深いところ. この傾向が続くのかは疑問だが, REITや優先株上場, 債券やライツの発行に対して潤沢な資金供給が行われ, 足元の企業動向は今後6‐12か月楽観的である.

テクニカルに7,000をうかがう展開だが, ここからの上昇にはコロナからの回復, ファンダメンタル改善といった要因が必要. 特に8月が終わり, 9月から消費が活発となるホリデーシーズンに入る. サポート6,600 -6,700, 抵抗線6,900 - 7,000.

今週の主な経済イベント

 

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