フィリピン株マーケット情報2021年10月12日（火）

フィリピン株式ニュースハイライト

企業動向: AREITとALIは155億ペソの不動産/株スワップ契約締結; CLI 9ヵ月予約販売+13%118億ペソ; SNAP シンガポールNexif社から太陽光発電電力購入.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

急伸 7,124: 積極買いが入りPSEi 217 ポイント高 7,124 (+3.14%). マニラ首都圏の検疫規制緩和期待, アセアン各国中銀の景気刺激策により急騰. 全銘柄上昇, property (+5.5%),financials (+4.5%)が目立つ. インデックス銘柄: SM (+P39 at P1,005); SMPH (+P1.90 at P35.15); ALI (+P2.15 at P36) が急騰牽引, WLCON (-P4.55 at P30.40); TEL (-P10 at P1,660); GLO (-P8 at P3,080)が冴えない. 上昇率上位: SECB (+8% a P118.80); CNVRG (+7% at P36); FGEN (+6% at P30.80); MWC (+5% at P25); ABS (+5% at P16.24). 売買代金92.2億ペソ(-32%), 騰落 122-60, 外人売り越し8.2億ペソ.

高値圏: 年末に向けた期待感から上昇機運継続か. 新規感染者の減少傾向から検疫規制緩和の期待が強い.金融当局の低金利政策継続で,金利敏感株に有利. サポート 7,070, 抵抗線 7,200-7,250.

フィリピン国内各企業動向

AREIT-ALI 不動産/株式スワップ: AREITはALIと子会社Westview Commercial Ventures (WCVC), Glensworth Dev’t. (GDI)と4832.54億普通株の交換契約を結んだ. 発行価格一株32ペソに対し, 不動産価値154.64億ペソ.

CLI 21年予約販売+13%: CLI は9ヵ月予約販売118億ペソを計上(+13%), ローンチした7プロジェクトの 90%-100% を販売. 販売地域別では, Cebu 38%, Iloilo 21%, CDO 17%.
SNAP シンガポールNexif社から太陽光発電所買収: Next Energy (シンガポールNexif社と多国籍企業Denham CapitalのJV)はCalabanga, Camarines Surで建設中の75MWp PV施設からの長期電力供給契約long-term power supply accord (PSA)をSN Aboitiz Power (SNAP)を締結. SNAPは今後10年間Nexifの太陽光発電所の電力の大部分をグリーンサーティフィケイト付きで購入する. SNAPはAPとノルウェーSCATEC ASA社のJV.