フィリピン株マーケット情報2021年9月6日(月)

フィリピン株式ニュースハイライト

9月8日からロックダウン措置一部地域強化. 政治アナリスト 西フィリピン海における米国のプレゼンス拡大を予測. 企業動向: PAL 米国でチャプター11申請; SMグループのAlfamart店舗数拡大継続; MER Tanza変電所廃棄準備; CNVRG Landbankからローン30億ペソ獲得.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

上値試しPSEi @6,897: 'グローバル新ノーマル’支援に向けた積極的金融・財政政策への期待からPSEi は62ポイント上 6,897 (+0.91%). セクターではholding firms (+2.3%) , financials (+0.62)の上昇をservices (-0.64%)が抑えた. インデックス銘柄: SM (+P39 at P1,020); BPI (+P1.30 at P83.50); AEV (+P0.90 at P44.90)が上昇, TEL (-P57 at P1,475); GLO (-P50 at P2,702); AC (-P4 at P790) は下落. 上昇率上位: GERI (+46% at P1.33); TECHW (+11% at P1.59); HOME (+6% at P9); PHA (+5% at P1.17); AB (+5% at P6.68). 売買代金61.1億ペソ(-8%), 騰落 104-102. 外人前日7,000万ペソ売り越しから2.42億ペソ買い越し.

レンジ内: 中華旧暦鬼月(8月8日~9月6日)終了で限られたレンジでの商いか. 急落時に押し目買いを入れた投資家は新規発行(e.g., REITs, preferred share float, right offer, IPOs)に備えて利食いとポートフォリオを入れ替え, 米国雇用統計が軟調なためFRBの協調的金融政策継続を材料にする向きも. サポート 6,700-6,800, 抵抗線 6,900-6,970.

フィリピン国内各企業動向

Alfamart店舗数拡大継続: 小型スーパーチェーン Alfamart は2021年末までの1,200店舗計画を継続. ルソン島内で今年新規200店舗が目標. SM Group と PT Sumber Alfaria Trijaya Tbk (Alfamart Indonesia)の合弁会社でSM Bonusを含む生鮮食品を展開すると共に, eateries & mom-and-pop shopへ供給も行う.
MER Tanza変電所廃棄準備: MERはERCに奇数次高調波システムを使用しているTanza変電所の廃棄を申請. テクニカルロスを減らすための措置で,承認されれば約32.7億ペソの設備が他の配電サービスへ移設される.

CNVRG ローン獲得: CNVRGはファイバーケーブルのためにLandbankとの論契約30億ペソにサイン. 当該ローンにはCNVRGの短期資金20億ペソも含まれる.
PAL 米国でチャプター11申請: 米国でのPALの破産更生申請は危機下での資産保全とリストラを可能にする. PALの前社長Avelino D.L. Zapata氏は限られた経営資源での再建は難しく, Lucio Tan氏による資本注入を含めた広範な支援が必要と述べた.

フィリピン経済指標

ロックダウン強化を提言 : OCTA Researchはマニラ首都圏の一部地域へのロックダウン強化がデルタ変異種への最も効果的方法だと提言. この新しい検疫措置は対象地域で追加人員が必要となり, IATF, マニラ首都圏各市長の賛同もあり9月8日から実施される予定. 大統領の承認はまだ出ていない.
GrabSupermarket ローンチ: Grab Phils. はGrabSupermarket Freshをローンチし, 生鮮食品のオンディマンド翌日宅配サービスを提供する. マレーシア, シンガポールに次ぐ域内3番目のスーパーマーケットとなる.  PangasinanとBukidnonのTeraoka Family Farm, Bukidnon Milk Co., Emerald Fresh, 28 Derby, Tender Bob’s & Don Bangusといった農場, サプライヤーと業務提携する.

政治アナリスト 西フィリピン海における米国のプレゼンス拡大を予測: アフガニスタン撤退後に米国は西フィリピン海でのプレゼンスを増すであろうと政治アナリストたちは予測している. アフガニスタン撤退が, フィリピンを含めた同盟国との信頼関係への議論を呼び起こしたとの指摘もある. タリバンは中国その他の国々との連携を強めていくと示唆している.

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