フィリピン株マーケット情報2021年9月27日（月）

フィリピン株式ニュースハイライト

DoH保健省はNCRを‘moderate risk中程度リスク’地域に指定, 通信各社 MNP携帯電話番号ポータビリティ今月末開始予定. 企業動向: GCash 取扱量目標達成; GTCAPトヨタフィリピンの自動車センターをBatangasで開所; DD Hotel 101 Cebuのプリセリング開始.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

プラスサイドを通過, PSEi @6,951: 売り圧力に押されながらも, 緩やかな経済回復期待から買いポジションをとる投資家が増え, PSEi 日中高値6,986を付け, 終値36ポイント高 6,951 (+0.52%). セクター別 holdings (-0.2%), property (+1.14%), financials (+0.98%). インデックス銘柄: BDO (+P2.30 at P113.30); AC (+P15 at P817); SMPH (+P0.40 at P33); SM (-P11 at P965); AEV (-P1.15 at P52); URC (-P1.90 at P132.10). 上昇率上位: APL (+11% at P0.112); ACEN (+5% at P11.70); CNVRG (+4% at P36.50); ALLHC (+4% at P5.68); ABA (+4% at P1.08); PGOLD (+4% at P42.95). 売買代金改善82.9億ペソ(+36%), 騰落 103-79. 外人売り越し3.52億ペソ.

上向き: 新規感染者減によるNCRマニラ首都圏‘moderate risk’指定を好感し強含み. 第4四半期の事業再開に向けた10月のIATF動向に注目. セクターでは, industrials, services, propertyのインデックス採用銘柄が相場を先導か. 月末のポジション整理に伴う売り圧力で日中高, 引値安には留意. サポート 6,900, 抵抗線 7,000-7,070.

フィリピン国内各企業動向

GCash 取扱量目標達成: GCash は年間総取扱量が2020年比3倍の3兆ペソになる模様. GCashは優良顧客向けに12ヵ月で2万5千ペソを貸し出す GLoan も主導. ‘Buy Now, Pay Later先買い後払い’ サービスも展開する予定.

トヨタフィリピン新自動車センターをBatangasで開所: Toyota Motor Phils. (TMP)トヨタフィリピンはバタンガスの32ha.の土地に47億ペソを投じ新自動車センターを開所した. 初期自動車処理から島間輸送を担う. 現在のラグーナのサンタローザに加え4500台を収容し, トヨタフィリピンの年間収容能力が16万台となる.

DD Hotel 101 Cebuのプリセリング開始: 9月24日DDはHotel 101-Mactan Airportのプリセールを開始した. 計画はセブマクタン空港, マクタンマリーナモールの隣接地に5,495平米548部屋を建設するもので, Hotel 101のCebu, Libis, Boracay, Palawan, Boholにある優良物件の一環. 総売り上げ182億ペソを見込んでいる.

SEC AllDay MartsのIPO許可: AllDayMarts は普通株68.57億株一株0.80ペソで発行. オーバーアロットメント6.85億株. 調達資金は負債返済, 設備投資, 運転資金. 募集期間10月15-25日, 上場11月3日.

フィリピン経済指標

DoH保健省はNCRを‘moderate risk中程度リスク’地域に指定: DoH保健省はNat’l. Capital Region (NCR)マニラ首都圏をコロナ新規感染者減少により‘中程度リスク地域’に分類した. NCRのアラートレベルは下げられないため地方政府と協力しRP-PCRテスト不要の判断時期を探る.

通信各社 MNP携帯電話番号ポータビリティ9月末開始予定: Smart, GLO & DITOのJVであるTCI　(Telecommunications Connectivity)は携帯電話番号ポータビリティ(MNP)が9月末には準備が整い, 利用者が無料で電話番号を変えることなく通信会社を変更できるようになると発表した. DITO TelecommunityはMNP開始時にポストペイドサービスを行っていないため, プリペイドからポストペイドへの移行が制限される模様.

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