フィリピン株式ニュースハイライト

フィッチ 2022年フィリピン中銀の75bpsベーシスポイントの金利引き上げを予想. 企業動向: AEV APの25％売却予定; JGS デジタル銀行に進出決定; GLO 5Gスタンドアローンに照準

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フィリピン株式市場動向

ほぼ変わらずプラス圏, PSEi @6,956: 日中6,987を付けた後, 利食い売りに押され4ポイント高6,956 (+0.07%). セクター別ではservices (+1.29%)の上げがmining/oil (-2.04%), financials (-1.07%)の下げを埋めた. インデックス銘柄: ICT (+P9 at P204); JGS (+P2.10 at P64.80); AEV (+P1.10 at P53.10)が上げ主導, SMPH (-P0.40 at P32.60); BPI (-P1.70 a P80.30); SM (-P5 at P960) 下落. 上昇率上位: EURO (+15% at P1.87); GMA7 (+11% at P15.60); AP (+5% at P34.20); ABS (+4% at P13.38); ABA (+4% at P1.12). 売買代金70.87億ペソ(-15%), 騰落 78-120. 外人売り越し拡大6.23億ペソ(+77%).

横滑り: 昨日のように高値を目指す中で出た売り圧力への警戒感から不安定な動き. フィリピン中銀の来年の利上げ観測がフィッチから出たのも要因. 第4四半期へ年末に向けたファンドマネージャーによるポジション調整による資金移動も懸念要因. 深押しがあれば買い. サポート 6,900, 第二サポート 6,850, 抵抗線 7,000.

フィリピン国内各企業動向

AEV 25％売却: AEV役員会はAP株25％18.4億株のJERA Asia Pte Ltd への売却を承認. 臨時株主総会を12月9日に開き承認する.

JGS デジタル銀行に進出決定: JGS 2022年半ばにデジタル銀行GoTymeをローンチすることを決定. 南アフリカのTyme Bankと提携し, BSP中央銀行の新デジタル銀行フレームワークでのライセンス取得を急ぐ.

GLO 5Gスタンドアローンに照準: GLOは独自のスタンドアローン(SA) 5Gを展開する. 現在の5Gはレイテンシー, 接続といったものを4Gネットワークに依存している. 利用者の利便性に適合させるようになるため, ダイナミズムを提供できるとしている.

PAL 増資準備: PAL 11月25日に年次定例株主総会を開き, 授権資本を135億ペソか額面1ペソ300億ペソに引き上げることを承認する. 詳細は開示されていない.

フィリピン経済指標

フィッチ  2022年75bps利上げ予想: Fitch Solutionsは2022年フィリピン中央銀行が75bps利上げし, 政策金利を2.75%と予想. インフレ圧力とGDP改善が主因. 従来の50bps利上げ予想よりも高い水準.

第3四半期GDP成長率鈍化: IHS Markitは第3四半期GDP成長率+3.8%と予想, 首都圏ロックダウンにより第2四半期+11.8%から減速する. しかしながら, IHSは2022年はワクチン接種拡大によりGDP+7.8%成長を予想している.

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