ウィークリーダイジェスト2017.2.13

今週のフィリピン株式市場概況

先週はトランプ政権関連の報道に市場は神経質な動きを見せ、週前半は保護主義を警戒するムードが優勢となりました。しかし、トランプ大統領の大胆な税制改革を打ち出すとの発言に一気に買いが入り、米株式市場では主要3指数が最高値を更新、日経平均株価も上昇しました。日米首脳会談も特別な混乱もなく、今週も日米の株価は上値を追う展開が予想されますが、ここフィリピン市場ではドル高によるドル流出の警戒感が強まり、先週外人は17億ペソを売り越しました。逆に国内機関投資家はインデックス7200ポイント台で向かっており、株価はキープしています。

 

今週の視点

さて今週はイエレンFRB議長の議会証言が注目されています。数人の米地区連銀総裁からは3月利上げも選択肢にあるとの発言も複数出ていますが、CME(シカゴマーカンタイル取引所)がFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、3月FOMCでの利上げの確率を13%程度で見ている状況で、地区連銀総裁たちの発言を市場はほぼ無視している状況となっており、大統領就任直後ということもあり、3月はないと観ていますが、フィリピン市場の外人はそれまではリスクが取れないということなのでしょう。

議会証言が通過し、安心感が出ると外人は買い越しに回る可能性があり、そうなれば日米同様に上値(7400ポイント)を試すと観ています。

今週の主な経済イベント

13 日(月)

日本GDP速報値(第4四半期)

14 日(火)

黒田日銀総裁、講演
中国消費者物価指数(1 月)
中国生産者物価指数(1 月)
イタリアGDP速報値(第4四半期)
ギリシャGDP速報値(第4四半期)
米生産者物価指数(1 月)
ダラス連銀総裁、講演
アトランタ連銀総裁、講演
リッチモンド連銀総裁、講演
イエレンFRB議長、上院銀行委員会で証言

15 日(水)

米小売売上高(1 月)
米鉱工業生産(1 月)
米消費者物価指数(1 月)
NY連銀製造業景況指数(2 月)
ボストン連銀総裁、講演
フィラデルフィア連銀総裁、講演
イエレンFRB議長、下院金融委員会で証言
米イスラエル首脳会談

16 日(木)

米住宅着工件数(1 月)
米新規失業保険申請件数(11日までの週)

17 日(金)

米景気先行指数(1月

 

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