フィリピン株マーケット情報2021年9月10日(金)

フィリピン株式ニュースハイライト

BSP中央銀行Diokno総裁2022年第4四半期か2023年第1四半期までは金融緩和政策を継続する意向. 企業動向: AC 運輸新会社設立; MPU 空港事業に加え再生可能代替燃料(SAF)へも進出; ACEN グリーンボンド値決め4%.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

引け際の売りで反落, PSEi @6,924: 他市場を警戒しながら木曜の相場は弱含み, 安値6,897を付けた後買いが入り6,950まで反発, 引けにかけ利食い売りに押され, 25ポイント安 6,924 (-0.37%). セクター別industrials (+0.25%), mining/oil (+0.14%), holding firms (-0.73%), services (-0.67%). インデックス銘柄: SM (-P17 at P1,008); TEL (-P32 at P1,439); SMPH (-P0.25 at P33.70); ALI (+P0.30 at P34.10); BDO (+P0.50 at P114.80); AC (+P3 at P818). 上昇率上位: MAB (+10% at P0.011); LR (+8% at P1.99); FNI (+4% at P2.23); TECHW (+4% at P1.52). 売買代金44億ペソ (-25%), 騰落 94-96. 外人売り越し2.71億ペソ(+442%).

値振れ: 相場の関心が徐々に来年の選挙戦に向けた話題に移るなか, 日中高い局面があるも, 売り圧力に押される展開か. BSPの金融緩和政策2023年1Qまで継続が支援材料で, 押し目では買いを入れるが上値は追いにくい.感染拡大とワクチン接種の進捗に左右され値動きは荒い模様. サポート 6,800, 抵抗線 6,950-6,980

フィリピン国内各企業動向

AC 運輸新会社設立: SECはAC子会社AC Logistics Holdingsの定款を承認. ACグループの運輸業への投資業務を担う.

MPI 空港事業に加え再生可能代替燃料(SAF)へも進出: MPIは将来的にほとんどの飛行機がクリーンエナジーを使用することになるため,SAF製造も視野に入れる.
ACEN’s グリーンボンド値決め4% : ACENの4億ドル3.5年グリーンボンドがSGX-STに上場する. GICによるstock rights offer (SRO), follow-on offer (FOO)により, ACEN は再生可能エネルギー投資用資金10億ドルを2021年獲得することになる.

フィリピン経済指標

金融緩和政策継続 : BSP中央銀行Diokno総裁は経済回復に向け, 2022年第4四半期か2023年第1四半期までは金融緩和政策を継続すると発表. 政策金利を史上最低の2%に据え置き, インフレ率上昇, 金融リスクを避けるため, 低金利, 財政政策を注視していくと言及.

7ヵ月貿易赤字+58%: PSAは7月貿易赤字32.9億ドル(+54%)を発表した, 6月の34億ドルからは改善. 輸入が24%増97.1億ドル, 輸出は12.7%増64.2億ドル.  Imports for the month in review grew 24% to $9.71bn, exports +12.7% at $6.42bn. 7ヵ月貿易赤字+58%増213億ドル.

Dominguez財務長官PALへの政府支援はないと言及: Dominguez財務長官は米国で資産保全措置申請したPALが政府支援gov’t. financial institutions (GFIs)を受けることはないと言及.  after the latter filed for bankruptcy protection in the US. Dominguez長官はCEBとの会談は無事終了し, 国が航空会社を所有することはないことも確認. CEBへの融資160億ペソにはDBPとLandbankが参加する. PALは会社更生法適用を先に行いCEBとは違う道を辿るとも発言した.

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