ウィークリーダイジェスト2021年8月13日(金)

今週のフィリピン株式市場概況

週初強含みであったが、ロックダウン延長懸念とインデックス採用銘柄の入れ替えによりボラティリティがインデックスを下げる形となった。PSEiは219ポイント安6,320 (-3.36% w-o-w). 全てのセクターが下落holdings (-5.34%), services (-4.07%), property (-1.39%). 平均出来高は倍増143.6億(+106.6% w-o-w)外国人買い越しを維持し平均7000万ペソ(先週8000万ペソ). 騰落83-106.

今週の視点

体力テスト

ゲームは長丁場. デルタ変異株感染(計627件)が引き続き増える中、現在の都市封鎖措置が延長になるのか否かが注目点。東南アジア諸国のタイとベトナムが2週間の延長(都市によっては4~6週間)を余儀なくされている現状では、感染が突然収束しない限り都市封鎖措置は延長の可能性が非常に高い。各所で局所的にロックダウンの延長がおきているが、マニラ首都圏のような一定の地域ではフライトや娯楽関連のキャンセルにより業績の振れ幅が大きいのでそれなりの備えが必要である。

企業業績とのデカップリング. これまでの短期マクロ経済予想と企業業績という面から見てみれば、マクロのGDP成長率、企業決算発表共に今週は明るい材料であった。GDP成長率11.8%、加重平均EPS成長率30%という高めの数字にあまり反応しないところを見ると相場は景気を先読みするという2020年の教訓が生きているように思える。

マニラ首都圏の都市封鎖措置延期に直面し、ここ6か月のサポートである6200を試す展開となりそう。引けにかけての急落やそれを翌朝調整しているような動きを見ると、今週の下げは、インデックス採用銘柄入れ替えが起因ではないかと考えられる。
レンジでの商い. サポート6,200, 抵抗線6,500-6,600.

今週の主な経済イベント

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

フィリピン株証券口座を「かんたん」に開設できます!

弊社がサポートすることで、日本に住む日本人の方でも簡単にフィリピンの大手証券会社「ヤップスター証券」にて、フィリピン証券口座が作れます。
これから伸び行くアジアの雄「フィリピン」で株の売買をはじめましょう!

興味ある方は、下記のリンクを今すぐクリックしてください。