フィリピン株マーケット情報2021年9月21日（火）

フィリピン株式ニュースハイライト

上院小売貿易自由化法の改正承認, 超富裕層税金法審議. 企業動向: AREITとDD FTSEバスケット採用; CNVRG 米国ADS市場に上場準備; AP 第4四半期に第二弾債券発行準備; MEG Palawanでエコツーリズム計画

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

不透明感, PSEi 下落6.857: 月曜日の相場はFedの次期テーパリング政策に関して不透明感が台頭し, PSEi 54ポイント下落6,857 (-0.79%), 6,825-6,929での商い. セクター別services (+0.51%), mining/oil (-2.64%), holding firms (-1.41%), financials (-1.4%). インデックス銘柄: BDO (-P2.80 at P112); SM (-P8 at P986); ALI (-P0.55 at P32.95); ICT (+P2.90 at P190.90); AEV (+P0.55 at P50.55); AP (+P0.80 at P33.45) . 上昇率上位: HOUSE (+13% at P8.50); EVER (+5% at P0.43); DFNN (+4% at P4.18); LTG (+4% at P9.52); AREIT (+4% at P38.10). 売買代金減少66.8億ペソ(-51%), 騰落 42-165. 外人売り越し3,000万.

ローテーション: 前日の米国株下落(DJIA -1.78%, Nasdaq Comp. -2.2%)に連れ安で値動きが荒い. 特に銀行, 取引先, 不動産といった中国の恒大集団に直接間接的に影響を受ける銘柄を見極めたい. FTSEインデックス採用銘柄, 年末に向けた材料のある銘柄に注目. 景気循環銘柄からディフェンシブ銘柄へ. サポート 6,800, 抵抗線 6,900-6,930.

フィリピン国内各企業動向

AP 第4四半期に第二弾債券発行準備: APの役員会は300億ペソ発行登録した普通債券のうち第二弾となる120億ペソの発行を承認. 第一弾80億ペソは3月に発行. 募集は21年第4四半期, PDEx上場.

MEG Palawan島のSan Vicenteでエコツーリズム計画: MEG Palawan島のSan Vicenteで462ha. Paragua Coastown beachfront & inland propertiesを開発し, エコツーリズム街創設に参画. MEGはこの計画に今後10‐15年で400億ペソを割り当てる. 初期開発地は砂浜海岸を持つKemdengの83ha.

DD FTSE Global Asia-Pacific Indexに採用: DD 9月20日からFTSE Global Equity Index Series Asia-Pacific (ex-Japan, ex-China)に採用される. DDは2021年末までに120万平米のGFAを完成させる予定.

CNVRG 米国ADS市場に上場準備: CNVRG 米国SECにF-6 registration statementに基づき, American Depositary Shares (ADS)への一株5ドル5,000万株の上場を申請. CNVRG ADSは米国で店頭取引が開始される. シンボルはCVGYY.

AREIT FTSE EPRA REIT basketに採用: 9月20日から, AREITはFTSE EPRA Nareit Asia ex-Japan REITs 10% Capped Indexに採用. このインデックスバスケットは配当5％以上のデータセンター, ヘルスケア, 工業オフィス, 住宅小売りといった様々な27銘柄で構成される.

フィリピン経済指標

上院小売貿易自由化法の改正承認: 上院はBicameral委員会レポートに基づき成立から20年たつ小売貿易自由化法の修正を承認した. 外人小売業の最低投資金額を2,500万ペソ, 店舗最低投資額を1,000万ペソとする. 下院で可決された後, Duterte大統領のサインで発効する.

超富裕層税金法審議: 10億ペソ以上の資産保有個人に対する課税法HB10253の下院審議が始まる. 同法案では課税対象資産10億ペソ以上に1％, 20億以上で2％, 30億以上3%が課税される. 可決されれば2022年1月1日から発行. 税収は医療支援, 教育投資, 雇用, 社会保障, 低所得世帯向け住宅に使われる.

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