フィリピン株マーケット情報2021年9月20日(月)

フィリピン株式ニュースハイライト

政府 ワクチン義務化検討 ; インフラに逆PPPスキーム視野. 企業動向: TEL 子会社デジタル銀行ライセンス取得; GLO ファイバー網拡充; AC 4億ドルシニア永久債クーポン3.9%; JFC スペインで店舗展開.

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

反落, PSEi @6,912: 金曜日特有の利食い売りに押され, PSEi 安値引け 6,912 (-55ポイント; -0.8%). financials (+0.69%)以外は下落, services (-2.2%); mining/oli (-1.69%); & property (-1.17%). インデックス銘柄: SMPH (-P0.85 AT P33); SM (-P11 AT P994); JGS (-P2 AT P64.80); AEV (+P2.90 at P50); BDO (+P2.90 at P114.80); & ALI (+P0.20 at P33.50). 上昇率上位: AEV (+6% at P50); WLCON (+5% at P28.30); GMA7 (+5% at P14); TECHW (+4% at P1.65). 売買代金135.7億ペソ(+94%), 騰落 74-119. 外人売り越し8.13億ペソ.

Fed動向に注目: 今週の米国Fedの次期金融政策発表を見極めようと狭い範囲での商いか. 世界中の中央銀行がデルタ株によるインパクトを和らげるための低金利を続けるといった観測から, 年末に向けた金利敏感株(financials & property)を物色か. 今週も続くのかは懐疑的だが, 売買代金は増加傾向. サポート 6,800, 抵抗線6,950-7,000.

フィリピン国内各企業動向

TEL 子会社デジタル銀行ライセンス取得: BSP中央銀行はPLDT Voyager Innovations関連会社, Maya Bankへのデジタル銀行ライセンスを認可. 現在BSPはOverseas Filipino Bank; Tonik Digital Bank; UNObank; Union Digital; GOtymeに同ライセンスを認可.

GLO ファイバー網拡充: GLO 今年計画を3か月前倒ししファイバー回線100万回線を拡充. 高バンド領域に高速での接続が可能となる. GLOの2021年設備投資は760億ペソで, 上半期430億ペソ.

AC 4億ドルシニア永久債クーポン3.9%: ACはシニア永久債4億ドルのクーポンを3.9%に決定. AC完全子会社AYC Finance Ltd.が発行. 当初設定4.3%よりも40bps低いクーポンで17.5億ドルの需要応募倍率4.4倍.

JFC スペインで店舗展開: JFC スペイン, マドリードのPuerto del Sol に初出店する店舗予算を1,000万ユーロとした. 本予算は今後5年で大陸ヨーロッパに50店舗展開するための5,000万ユーロの一部.

フィリピン経済指標

海外送金6%増: BSPはOFWの2021年の送金総額はパンデミック下でも6%増を予測. 1‐7月の送金額は197.8億ドルで海外での強い労働者需要に支えられた. 2022年は4%増を予想.
政府 ワクチン義務化検討: 政府はワクチン供給, 関連法案成立にもよるが, 全フィリピン国民へのワクチン接種義務化の検討に入った. 9月17日現在2021年末7,000万人の政府目標に対して, ワクチン接種は1,700万人.

PPPインフラ投資へ資金配分: Beltran財務次官は, Build, Build, Build (BBB)計画の完成に向けて民間資金活用に言及. LGU地方政府への利益配分を上げるためのMandanas規則で逆PPPが有効と発言.

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