フィリピン株マーケット情報2021年8月24日(火)

フィリピン株式ニュースハイライト

企業動向: CLI Ming-Mori埋立地80%確保; DMC電力子会社発電力増強投資35億ペソ; ACEN パワーバージ売却

マーケットモニター

各国市場モニター

フィリピン株式市場動向

引けにかけ売り込まれPSEi@6,591: 買い先行で小高く始まり日中高値6,690を付けたが, 引けにかけ売り込まれ, PSEiは41ポイント安6,591 (-0.63%). セクター別services (+53%), industrials (+0.21%), property (-2.46%), holding firms (-0.66%). インデックス銘柄: ALI (-P1.50 at P33.20);SM (-P12 at P965); SMPH (-P0.60 at P33.15); AEV (-P0.85 at P39.55); JGS (+P1.50 at P63.60); MBT (+P1 at P46.50); ICT (+P2 at P180). 上昇率上位: APL (+18% at P0.135); EVER (+11 at P0.40); BSC (+9% at P0.63); VUL (+7% at P1.52). 売買代金51.7億ペソ, 騰落87-105. 外人金曜日売り越し1.75億ペソから買い越し1.06億ペソ

上昇バイアス: 米国株上昇を受け上昇か. ワクチン接種の拡大とIMFがSDRメンバーにコロナ追加対策金を拠出するのも支援材料. セクターは限られるがproperty, industrials, holdingが物色対象か. 利益確定売りに注意.サポート6,550, 抵抗線6,670-6.700.

フィリピン国内各企業動向

CLI Ming-Mori確保: CLIはMing-Mori Dev’t. Corp.(MMDC)の持ち分を20%から80%に引き上げる. MMDC 埋立地100ha.とセブ市MinglanillaのTechnohub計画200億ペソを手掛ける. CLIはPRAにデザインの詳細を提出し2021年末までにnotice-to-proceed (NTP)を取得.

DMC電力子会社発電力増強投資35億ペソ: DMCI Powerは発電力増強に35億ペソを投じる. 27億ペソはNarra, Palawanの地熱発電, 8億ペソはCataingan, Masbateのハイブリッド・ディーゼル太陽光発電に投資し, 2022年第1四半期商用稼働12MW, 2023年第2四半期15MWを目指す. 両発電所が本格稼働するとDMCI Powerの発電量は136.42MWから163.72MWとなる

ACEN パワーバージ売却: ACENはパワーバージ1010をPrime Strategic Holdingsとパワーバージ102と103をSPC Powerに売却することを承認. Power Administration & Management Agreements (PAMAs)を修正し, CIP II Power Corp.; Bulacan Power Gen; One Subic Power GEnを完全子会社化する

フィリピン経済指標

ソブリン格付けに変化なし: S&P Global Ratingsは来年度政府負債比率45.4%(ベースライン予測44%)でフィリピンのソブリン格付けを変更しない. 債務は将来必要な資金をカバーできると判断

金融政策に変更: BSP中央銀行のDiokno総裁は緊急に金利を変更する必要はなく, 経済回復を後押しすると発言. 次回会合は9月23日

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