ウィークリーダイジェスト2017.2.6

今週のフィリピン株式市場概況

先週のFOMCではサプライズは無く、週末にウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が「3月FOMCで利上げの協議があるとし、3月利上げの論拠も一部あると見ている」と述べていたことからも、指標次第では可能性が急浮上してくる可能性は否定できないとはいえ、大統領就任直後の3月には無理があり、市場のコンセンサスも6月が大半となっています。

ただし、3月FOMCは15日が結果発表ですのでまだ時間はあります。今回のFOMCについては、22日に発表される議事録をチェックしたいところです。

そして、週末の米雇用統計ですが、非農業部門雇用者数(NFP)はベンチマークである20万人(市場予想は16万人)を上回る22.7万人となりました。完全雇用に接近している中ではかなり強い内容だったと言えるのですが、市場は違うところを見ているようで、平均時給が予想を下回り、失業率が上昇したことを嫌気をさしました。ただ、面白いのは為替のマーケットではドル高が進みませんでしたが、アメリカ株式市場は好感し、値を上げNYダウは20000 ドルをフロアーにしようとしている節があります。

さて、フィリピン市場ですが週末に雇用統計を控えていたこともあり、小動きな展開となりました。外人は約7億ペソの売り越しでしたがしっかりしていたと思います。

 

今週の視点

今週ですが、日米首脳会談は為替相場にとっては注目でしょう。米国からの要請で麻生財務相も参加するようで、為替も取り上げられる可能性があります。トランプ大統領は、日本と中国はマネーマーケットを仕組
んでおり、通貨を切り下げていると言及しています。日銀の金利操作を暗に批判していた印象も強く、日銀の金利操作に関してトランプ政権は突いてくる可能性がある感じです。

その結果が日米の株式市場に影響があるようですとフィリピン市場も反応する可能性があります。

今週の主な経済イベント

2月6 日(月)
フィラデルフィア連銀総裁、講演

2月7 日(火)
フィリピン消費者物価指数(1 月)
フィリピン外貨準備高(1 月)
中国財新サービス業PMI(1 月)

2月8 日(水)
日本国際収支(12 月)

2月9 日(木)
米新規失業保険申請件数(4日までの週)
シカゴ連銀総裁、講演
セントルイス連銀総裁、講演

2月10 日(金)
中国貿易統計(1 月)
日米首脳会談

2月11 日(土)
フィッシャーFRB副議長、講演

2月12 日(日)
独大統領選出

 

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