ウィークリーダイジェスト2017.1.8
今週のフィリピン株式市場概況
2017年の幕開けとなった今週ですが、世界中で株式市場が活発化し、アメリカ各市場は再び最高値を更新しました。
フィリピン市場も今週外人が約16億ペソを買い越し、インデックスは7200ポイントを回復しています。昨年は通期で200億ペソ強を買い越した外人ですが、インデックスは1年間で1.6%の下落となり、2年連続の下落となりました。ただし、2015年は最高値を付けた後に暴落、昨年も最高値近辺まで行った後に暴落しました。理由は共にアメリカの金融政策がらみで主な理由となっています。昨年の年末から外人は買い越しに回っているのですが、今年、年3回の利上げは織り込んでいるということなのでしょう。(利上げ幅は1回につき0.25%)
さて、そういった意味合いでは重要となるアメリカ雇用統計が今週末発表されました。結果は非農業部門雇用者数(NFP)は15.6万人増とベンチマークとなっている20万人や予想を下回ったものの、失業率が4.7%と、ほぼ完全雇用の状態を考慮すれば、妥当な水準と見られたことや、予想ほどは増加しなかったものの、前回分が大幅に上方修正されたことや、平均賃金が前年比でプラス2.9%まで上昇していたことがサポートしたことで、ネガティブは反応は見せずに株もドルも買いが強まりました。
米雇用統計を受けて複数の米地区連銀総裁の発言が伝わっていますが、いずれも年内3回の利上げが適切との見方を示し、タカ派姿勢を強調しています。特にエバンス・シカゴ連銀総裁は財政政策が潜在成長を押し上げる可能性を指摘、これまでどちらかと言えばハト派色の強い総裁ではありましたが、年内3回の利上げについては「信じ難いとは言えない」と述べていました。
さて、今週はトランプ次期アメリカ大統領の会見が行われる予定となっており、株式市場はさらに盛り上がり、値を上げると予想しています。 フィリピン市場も今週の流れを維持して、アメリカ市場に追随すると観ていますが一つ気がかりなのは上記月足チャートで先月の12月末にサポート線を割れたことです。だまし線であることを願いますが、、、
今週の視点
今週の主な経済イベント
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